漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
60代女性
5月に風邪を引き症状は咳以外は回復したものの、疲れ・だるさ・微熱・頭痛・口喝と共に夜の眠りの悪さなどが約2ヶ月続いている。
病院では咳止めを処方されたが原因が分からず、様子をみる指示が出された。
また、食欲はあるが多くは食べられない。
明け方になると足をつることが多い。
などが主な症状でした。
今回はお顔の色や舌ベロの特徴も確認させていただき、お体のバランスを整える漢方薬をお勧めして2週間後にはだいぶ体調がよくなったと嬉しいご報告がありました。
(お薬代:1日650円)
この方の症状は慢性疲労症候群を確定できる時期ではなく、あくまで疑いでしかありません。
ただし、漢方薬は元々病名に対しお薬を決めるのではなく、症状や体質に合わせお薬と選ぶことが出来る分、この方にとっては的確な改善が見られたのだと思われます。
不調が出始めてから日が浅かったことも早い改善につながったのかもしれません。
病院では原因の分からない不調であっても、別の視点では改善が見込めることもしばしばありますので、お困りの際は諦めず東洋医学の利用もご検討くださいね。
慢性疲労症候群とは
1980年代後半、米国のある地域で多発したことから注目されたもので、それまでさまざまな病名で呼ばれていたものを、この病気の中心症状である”慢性疲労”を病名として用いたもの。慢性疲労症候群は激しい全身倦怠感・疲労感が比較的急激に起こり、その他に多彩な症状を伴う原因不明の病気です。人口のおよそ0・3%にみられ、20~50代に発病します。かぜのような感染症が引き金となりますが、原因は不明。この病気では、発病前の活動が半分以下にも低下する激しい全身倦怠感・疲労感が急激に起こり、微熱、のどの痛み、関節や筋肉の痛み、こわばった感じやリンパ節のはれ、頭痛や落ち込んだ気分などがみられます。検査では、膠原病の診断に有用な抗核抗体がしばしば陽性となるほかには、一般的な検査では明らかな異常はみられません。したがって、この病気の診断には血液検査やX線検査からでなく、症状の内容、程度と診察結果から診断の手引きに照らし合わせて行われるため、しばしば診断が困難となります。(Yahoo!ヘルスケアより抜粋)
(なお、通常慢性疲労症候群の診断は「慢性的な疲労が6か月以上続く場合」とありますので、この方の場合はまだ診断名のつく段階ではないと判断されますが、症状に共通点が多いことは確かだと思います。)
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